猿でもわかるファイナルカットプロ7 PART 36(テープへのコピーとファイルへの書き出し)

はたと重要な事に触れていない事に気が付いたのだ

完成した作品の書き出しに付いて全く触れていなかったのだ

そこで、ちょっと逆戻りして改めて説明するね

まず、テープメディアへの書き出し

テープメディアへ書き出す場合の注意点は、ファイルと違って変換しながら書き出す事は出来ないので、基本的にシーケンズの設定と、テープのフォーマットは一致していなければいけないんだ

それ以外でも物理的に書き出せない訳ではないけど、アスペクト比が違ったり、画質が劣化したりするんだ

だからと言って、別のシーケンス設定で編集したものを、シーケンス設定だけ直すと、テロップ等はそのままだけど、クリップ自体はオリジナルのピクセル数を基に、拡大されたり縮小されたりしてしまうから駄目だよ

このようなケースでは、一旦テープフォーマットと同じ設定にファイルとして書き出して、改めて別シーケンス(テープフォーマットと同じ設定)のタイムラインに配置して書き出す事になるよ

通常は必ず、編集の最初の設定でテープのフォーマットと同じになるように気をつけよう

もっとも、同じテープフォーマットのものを取り込んで、それをシーケンス設定にしている場合は全く気にする必要はないよ

一番シンプルなのは、「ビデオにプリント」を使用する方法

まず、書き出したいシーケンスを選択して”Control + M”で「ビデオにプリント」ウィンドウを開こう

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

「リーダー」で、本編が始まる前に入れるカラーバー、黒み、タイトル、カウントダウン等の設定が出来るよ

同様にトレイラーは本編の後に何秒黒みを入れるかの設定

メディアでは、シーケンスにイン点、アウト点を打つ事によって一部だけを書き出すオプションを選ぶ事も出来るよ

一番下の、自動で録画を開始にチェックを入れておくと、録画デッキにセットされたテープの停止位置から、自動的に録画を開始させる事が出来るよ

設定が終了したら、OKボタンを押すと、必要部分のレンダリング等の準備をして、完了したらビデオレコーダーの起動を促す画面が出るので、準備が整っていたら、OKボタンを押そう

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

これでテープへの書き出しは完了

この他に「テープに編集」というオプションがあって、こちらはFCPのクリップや、シーケンスをテープ上の指定した位置に正確に書き出す場合に使うんだ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

通常の編集同様に、テープを再生してイン点、アウト点を「I」「O」で指定すれば、リニア編集のインサートのような事も可能だよ

ファイルとして書き出す場合は、使用目的によって設定が変わってくるんだ

シーケンスと全く同じ設定、フォーマットで書き出す場合は「ファイル」メニュー」から「書き出し」>「Quick Timeムービー」を選んで保存ウィンドウの「設定」を「現在の設定」のままにして、保存先を指定して「保存」を押すだけだよ

設定のポップアップメニューから希望のフォーマットを選ぶ方法もあるけど、ある程度知識が無いとお猿にはチンプンカンプン

もっとも簡単なのは、「ファイル」メニューから「共有」を選択して共有ウィンドウを開いて、使用目的をポップアップメニューから選ぶ方法

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

次回に詳しく説明するけど、これを使えばアスペクト比も、目的に合わせて調整してくれるんだ

言わば、簡易コンプレッサーなので、複数のフォーマットに一度に変換する事も可能だよ

「書き出し先フォルダ」を選択して「書き出し」ボタンを押せば書き出し、変換がスタートするんだ

さらに、細かく設定したい場合は左下の「Compresserに送信」を押せば、Compresserが開くんだ

Compresserの使い方は過去の記事を参照してね

ク~ル

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