猿でもわかるFCPXの使い方(6) 基本のカット編集

素材を読み込んだら、いよいよ編集だけど、初めてのお猿だとどこから手をつけていいのか分からないよね?

ここでは、まず短編映画の編集を想定して説明していくよ?

編集操作は”メニューから選ぶ”、”ボタンを押す”、”ショートカットを押す”の三種類あって、人それぞれやりやすい方法があるかもしれないけど、作業効率を考えると、ショートカットが一番早いので、慣れるために基本、ショートカットで説明をしていくね

リファレンス本だと、ここでショートカットの図解説明になるかもしれないけど、せっかちお猿はイライラするし、実践で覚えて行くのが早いと思うので、このブログではあえて省略するよ

まず、ワークスペースを最低限のウィンドウにして、編集だけに集中できるようにしよう?

必要なウィンドウはイベントブラウザ、ビューアー、タイムラインだけなので、それ以外はオフにしよう

音声同期の後、クリップのシーンを打ち込んでいれば、”グループ分け”をシーンにすれば、シーンごとのクリップがブラウザにまとめられているよね

最初のカットを早速入れたいところだけど、まずはの”タイトルとジェネレータ”ブラウザをボタンで開いて、単色のカスタムを選択

ショートカット”E”(ストーリーラインの末尾に追加)を押すと、自動的にタイムラインの中央”ストーリーライン”に黒みが追加されるよ。

他の編集ソフトだと、複数のビデオトラックや、オーディオトラックがあるのだけど、FCPXはこのストーリーラインを基準として全ての編集が行われるんだ

他のソフトから来た人が真っ先に戸惑う部分ではあるけど、慣れていけば使いやすさに気づいてもらえると思う?

ここに黒みを追加するのは、今後冒頭から音楽トラックを追加したりする時に、これが無いと、FCPXの特徴であるマグネティッククリップで冒頭のカットに接続してしまい、音楽追加後に冒頭クリップを変えたり、削除すると、音楽トラックも同時に消えてしまったりするからなんだ

いずれにしろ最終的には冒頭にタイトルが入ったりフェードインで始まるケースが多いので、最初に黒みを入れておけば間違いがないよ。長さは後から変えられるので、この段階ではあまり気にする必要は無し

続いて、いよいよ最初のカットを入れていこう?

ブラウザをボタンで、ライブラリーに戻し(二度押せばサイドバーが隠れて全体が見やすくなるよ)クリップからサムネールで使いたいクリップの上をポインターでなぞって(スキミング)、クリップの見始めたいところが来たら”スペース”を押して再生?

テイクがいくつかあると思うので、それぞれを見比べて、使いたいクリップを選ぼう

選んだクリップの大まかな始点をスキミングで選んだ後、以下のショートカットを使って再生して始点を見つけよう

”J”(逆再生)⏪◀”K”(一時停止)⏸”L”(再生)▶⏩

逆再生と、再生はそれぞれ繰り返し押すたびに再生スピードがアップ

“K”を押しながら”J”または”L”を押すと、それぞれの方向にコマ送りが出来るのでキーボードにシールを張るなどして使いこなせるようにしよう。

始点を見つけたら”I”を押してイン点を追加

再生して同じ要領で終点を見つけて”O”を押してアウト点を追加

ブラウザのクリップはイン点とアウト点の間で黄色い枠ができているよ

黒みの時と同じ要領で”E”を押せば、タイムラインで位置合わせをしなくても自動的に黒みの後にクリップが接続されるよ

あとは次のカットを選んで同じ作業の繰り返し

*セリフのあるシーンの場合、この段階では各カットの正面側の人の、セリフの切れのいいところを始点、終点にしよう

今までの編集ソフトだと、上書きと挿入が基本操作だったので次の映像を入れるためには必ずタイムラインで、前のカットの終点に再生ヘッド(タイムライン上でポインターを動かすと赤い線が移動して再生エリアを表示、クリックすると白い線になって上部にマークが表示される)を合わさなければいけなかったけど、FCPXはそれが無い分作業が格段に早いんだ

あっという間にシーンのカットが並べられるよ

ただこの段階では、あくまでラフカットで、スムースでは無いはず??

次回はこれを修正するための、カット点微調整の仕方を見ていこう

ク〜ル?

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