合成した映像を移動させるのもキーフレームなのだけど、こちらもキャンバス上で直感的に設定出来るよ
ここでは合成映像が拡大しながらフレームインして、しばらく止まった後、別の方向に回転しながらフレームアウトするやり方で説明するね
キャンバスは、イメージ+ワイヤーフレームの状態にして合成用クリップを選択してね
まず、決めの位置の合成用のクリップのサイズや形を、キャンバス上で設定しよう
再生ヘッドを、決めの時間軸に持ってきて、ショートカットの「control+K」を押してキーフレームをセット
続いて、決めが終わって移動を始める時間軸に再生ヘッドを移動してここにもキーフレームをセットしよう
「commandと-」を押して、クリップの表示をズームアウトしよう
これで、実際の画面の外にキーフレームが打てるようになるんだ
ちなみに元に戻したい時は「shift+Z」を押せばウィンドウの大きさに合わせてくれるよ
次に再生ヘッドを合成クリップの頭に移動したら、キャンバスの合成用クリップをドラッグして画面の外に持ってきて、縮小する
一度キーフレームを設置すると、他は再生ヘッドを移動して、値を変えたり動かしたりすると、自動的に新しいキーフレームがセットされるんだ
今度は合成クリップの最後に再生ヘッドを移動して、クリップをドラッグ、任意の画面の外に移動させよう
そしてクリップを希望の回数回転させよう
動きの軌跡が緑色の線で表されるね、これをムービングパスって言うんだ
これを再生してみると、ズームインしながらフレームインした映像が、しばらく静止した後、回転しながらフレームアウトするよ
さらに、移動にカーブを加えたい場合はムービングパスの途中をクリックすると、キーフレームが追加されるから、それを角度がつくように動かした後、control+クリックで「イーズイン/イーズアウト」を選択すると、緩やかなカーブがついて、青いハンドルがつくんだ
ハンドルを伸び縮みさせたり、動かしたりすると、カーブの具合がかえられるよ
これは、歪みを変えたり、クロップを変化させたりする事も可能
さらに、フィルタをかけて、そちらにもキーフレームを設置すれば、複雑な変化を付ける事も不可能ではないよ
これらのエフェクトは、テロップの文字にも適用が可能なんだ
次回はマットやキーを使ったもう少し高度な合成の説明をするね
ク~ル