猿でもわかるファイナルカットプロ7 号外 (フォトショップのレイヤー付きファイルの使用)

静止画の章でも説明したけど、改めて、フォトショップのレイヤー付きファイルを読み込む時の注意点を説明するね

フォトショップのレイヤーはシーケンスとして読み込まれるのは前も説明した通り

FCPのシーケンス機能は非常に便利な一方で、同じプロジェクト内でも、異なる設定のシーケンスが作れるため、複雑な一面もあるんだね

僕が、新しいシーケンスを開く時は、必ず主に使用する動画クリップをタイムラインに配置して、シーケンス設定の確認をするように、口を酸っぱくして言っているのはこのためなんだ

ところが、フォトショップのファイルは、読み込んだ段階の初期設定でシーケンスが作られてしまうため、必ずしも適応したシーケンスとは限らないんだね

静止画は基本的に、正方形のピクセルなので、何も処理しなくても縦横比は見たまま

ただし、FCP上で書き出した場合は、若干違いがあるので注意が必要

例えば、DVのアナモフィックは実際の記録は720×480にスクイーズしたものをデジタル処理で伸ばして16:9にしているけど、静止画を書き出すと853×480、これは見た目のままの正方形ピクセルだね

この静止画をDVアナモフィック設定のシーケンスとして読み出すと解像度は853×480に修正されるけど、他の設定(ピクセルのアスペクト比、アナモフィック)がそのままになっているため、ものすごい横長の画になってしまうんだ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

そこで、シーケンスの環境設定を変更の必要が出てくるんだ

「シーケンス」メニューの「環境設定」を選択してウィンドウを開いたら、「ピクセルのアスペクト比」を「スクエア」、アナモフィックのチェックボックスは外そう

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

これで、ちゃんとしたサイズになっているはずだよ

ところが4:3のDVの場合、見た目は640×480だけど、静止画に書き出すとDVのピクセルのアスペクト比のままの、720×480になるんだね

実際フォトショップで開くと若干横長になっているよ

だから、この場合は元のシーケンスと同じ設定の「ピクセルのアスペクト比」「DV/720×480」のままでいいんだ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

HDVに関しては検証していないけど、恐らく、DV同様に、元々の設定「HD1440x1090」だと思う

ちなみに、レイヤー付きでない普通の静止画をシーケンスに読み込む場合は、ちゃんと修正してくれるので気にしなしなくても大丈夫

また、ファイルメディアのHD等のように、最初からピクセルがスクエアの設定になっていれば問題は無いよ

設定というのは本当に、厄介だけど、ある程度理屈を理解しておけば、パニックにならなくてすむよ

な~んて、僕もパニック起こしながら、解決策を見つけたんだけど

でも、やっぱり、ク~ル

スポンサーリンク
スポンサーリンク
Adsense L




Adsense L




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
Adsense L