猿でもわかるファイナルカットプロ7 PART 33(タイトル&テロップ)

タイトルや、テロップも、編集では大事な機能だね

モーショングラフィック全盛の今だと、タイトルも大事な演出要素だったりもするよね

本格的なものだと、MotionやAfter Effectを使う事になるけど、FCPだけでも、結構いろんな事が出来るんだよ

まずは、シンプルなものから説明するね

ブラウザのエフェクトタブの「ビデオジェネレータ」から、テキストを選ぶといくつか項目があるけど、「アウトラインテキスト」だけ使えば事は足りると思うよ

というのも、他のテキストは、アウトラインや、シャドーが付けられないので、使う場所が限られてしまうからなんだ

アウトラインテキストはテキストの修飾がシンプルに出来るので、字幕なんかの簡単なものには十分だと思うよ

ブラウザの「アウトラインテキスト」をドラッグして、タイムラインのテキストを入れたいクリップの上のトラックにドロップ、それをダブルクリックしてビューアに開こう

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

コントロールタブの「テキスト」に入れたい文字をタイプしよう

設置項目を全部説明してるときりがないけど、ヒントとしては線の幅と、柔らかさをうまく使えば、ネオンのようにぼやっと光るような効果が得られるよ

座ぶとんも同じように、柔らかさをうまく使えば浮かび上がるような効果を出す事も出来るよ

設定項目はほとんど、キーフレームをセット出来るので、大きさや、縦横比が時系列で変わるエフェクトを付ける事も可能

カラーにもキーフレームの設定は可能で、時間と共に色が変化するタイトルも作成出来るんだ

合成画像同様、ムービングパスも設定出来るし、フィルターもかけられるんだ

つまり、色々組み合わせれば文字による演出が出来るんだね

でも、もっと高度なモーショングラフィックも、FCPだけで可能

FCPに最初から組み込まれている”Boris”社製のプラグインは高度なテキストジェネレータ

「Title 3D」文字を3次元で動かす事が可能で、単に文字のグループだけでなく、一文字一文字を動かす事も出来るよ

「Text Scrambler”を使えば、文字がランダムで現れたり、消えたりするアニメーションが出来るよ

「Title Crawl」はエンディングロールが簡単に作れるよ

どれも、文字を打つインターフェイスは共通で、ワードのようにタブで文字を整理したり、行ごとに字の大きさやフォントを変える事も出来るよ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

タブは画面上部のルーラをクリックすれば打てて、ダブルクリックすると、右、左、中央に設定出来るんだ

ワードと同じように、選択した部分だけがフォントの設定に、反映されるんだよ

左のボタンで、アウトライン、シャドー、色などの設定画面が変えられるよ

ウィンドウの下にある、「スタイルパレット」ボタンを押すと、様々な修飾文字のプリセットが選べて、そのプリセットも、色だけ、アウトラインだけ等のように、適用する項目を選ぶ事も可能

実際にいろいろと変えてみて、好みのスタイルを見つけ出したら、それを登録する事も可能だよ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

文字の設定が終わったら「適用」ボタンを押して、コントロール画面に戻るよ

ここの設定はちょっと複雑だけど、一つ一つパラメータを動かしてみて確認しよう

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

Borisのタイトラーで出来るタイトルのサンプルを作ってみたよ

最初のがTitle Crawlで作ったロールクレジット

設定画面の「アニメーションスタイル」からロールを選んで、「タンブル」と「スピン」を調整する事によって三次元的にロールするようにしたんだ

マスクやブレンドを調整する事で、中間部分に文字が浮かんで消えていくようなエフェクトも少し加えているよ

二つ目はText Scramblerを使ったもので、設定画面の中間ぐらいにある「タイプ」という項目の「テキストタイプON」をキーフレームでフェードイン、フェードアウトと同じような設定にするんだ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

「タイプON順序」をランダム、適用先をレターにすると、文字がランダムでタイプされるようになるよ

これに、「文字変形」の「トラッキング」と「リーディング」のキーフレームによる広がっていくような変化を加えたんだ

三つ目はTitle 3Dを使って「文字のスピン」にキーフレームをセットしたものだよ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

こちらもリーディング等を使えば広がるエフェクトも加えられるし、普通のタイプライター風のエフェクトも可能だよ

これはほんの一例で、フィルターとの複合技で、まだまだ色んな可能性を秘めているんだ

でも、合成にしろ、テロップにしろ、やり過ぎは禁物

やりすぎるとこんな風になるって言う例だよ

とはいえ、バラエティではこのくらい序の口かもしれないけどね

映画ではエフェクトは、実写だけでは実現出来ないものを補うというのが基本で、エフェクトに溺れすぎないようにね

次回は、動画クリップから静止画を作ったり書き出す方法に付いて説明するね

ク~ル

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