猿でもわかるFCPXの使い方(9) オーディション機能と置き換え

最初の編集が終わった後は必ず何回もプレビューして見直してみよう

使ったテイクの演技が今ひとつだったり、どうしてもアクションが繋がなかったりというのはよくあること?

よおく見ると、カットに余計なものが写り込んでるということも多々あるケース?

他のテイクや、違うアングルの画に差し替えるのも、FCPXだと簡単にできるんだよ

まずタイムライン上で差し替えたいクリップを選択

続いていつもと同様、ブラウザ上で、代わりのクリップの、イン点とアウト点を選ぶ

続いて”Shift+R”を押すとタイムラインのクリップが置き換わってるのがわかるよね?

カットインしたリアクションなど、クリップの長さを変えないで、画を差し替えたい場合、ブラウザ上のクリップはイン点だけを選んで、”Option + R”を押すと、代わりのクリップのイン点から、元のクリップの長さぶんだけ置き換わるよ

明らかに差し替えたい場合はこの置き換え作業で良いのだけど、役者のテイクの良し悪しや違うアングルのテイクは、プレビューしてみないと判断できないケースもあるよね?

そんな時に便利なのが、FCPX独自のオーディション機能?

タイムライン上の一つのクリップに、いくつかの候補を並べて比較できる機能なんだ?

タイムライン上で比較したいクリップを選択、ブラウザ上で代わりのクリップを選んでイン点、アウト点を打つところまでは、置き換えと同じ

次にShift+Y”を押すと置き換えの時と同じようにクリップが変わるよ

何が違うかというと、よおく見るとタイムラインのクリップ名の横に、スポットライトのようなアイコンがついてるんだ

これがオーディションに追加されたという印

このクリップを選択した状態で”Y”を押すと、オーディション画面が表示されるよ

上のオーディション画面のクリップを選択した状態で、キーボードの矢印ボタンを右、左押せば、別のクリップに切り替わる◀▶

オーディション画面を開いた状態で、スペースボタンを押して再生すると、選択したクリップの少し前から少し後までプレビュー再生ができるんだ

オーディションには無制限でクリップを追加できるので、何種類かのテイクから比較選択することも可能だよ

ただ、オーディションの画面のままだとクリップをトリミングしたりはできないので、トリミングしたいクリップを選んだ状態で、完了ボタンを押すか、”Return”を押して、一旦通常の編集状態にしよう

この時、すでにJ、Lカットした音声はそのままだけど、新しいクリップは改めてJ、Lし直さないと、繋がりが悪いかセリフが切れてるはずなので、修正してね

オーディションは全ての映像の編集が終わるまではそのままで良いけど、最終的には決定(ファイナライズ)しないと音声トラックを切り離したりといった作業ができない

ファイナライズは決定したクリップの状態で、”Shift+Option+Y”を押すことで可能

オーディションアイコンが消えて、他のクリップと同じになるよ

次回は簡単にビートに合わせた音楽編集のやり方を説明するよ

ク〜ル?

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