ファイナルカットプロ7やプレミアを使っていた人がFCP Xを使ってまず戸惑うのが設定画面の少なさ?
旧FCPではこれでもかと、三段構えくらいあった設定画面が、本当に初心者ソフトくらいしか無い
確かに、旧FCPでは不必要な設定項目もかなりあったけど、正直本当にこれで大丈夫なのかと不安になるくらい少ない
旧FCPでは設定画面が多すぎると、文句を言っていたのに勝手な話だよね
要は贅肉をすっかり落としてシンプルにするという意味と、初期設定ではなくプロジェクトの作成や、読み込みの段階で設定をするようにしたために、初期設定が少なくなったという事だと思うよ
もう一つの理由はテープメディアやSDを切り捨てた事で、煩雑な設定が減ったという事もあるね
かといって、テープメディアを取り込めない訳ではないけれど、やはりテープメディア中心の編集は旧FCPを使用した方が無難というのが率直な意見だね
読み込みの際の設定も実にシンプルで選択肢が非常に少ないんだ
これは悪い意味ではなく、ネイティブ対応のエンコードが増えた事と、バックグラウンドでレンダリングが出来るようになった事が、ひとつの理由
読み込み時にトランスコードをするかどうかを聞いてくるんだけど、DVC PROやXDCAM HDのように、そのままの設定が優位なエンコードの場合、その項目も、グレーになって設定出来ないようになるんだ
不必要な事をやらないようにするためだね
ここでのエンコード最適メディア(ProRess422)かプロキシかの選択しか無いけど、実は飽くまで編集時の再生用のトランスコードなので、さほど気にする必要はないよ
実際のところ、MP4やH.264のネイティブのままでもさほど不都合は感じないので、プレビュー画面が多少悪くても編集をさくさく行いたい人は、”プロキシメディアを作成”を選んで、再生設定も”プロキシメディア”を選ぶと良いよ
読み込み時の設定に、フレームレートや解像度が無いのも同じ理由
最終的な品質はプロジェクト作成時の設定に従ってオリジナルファイルから変換されるから、読み込み時に設定する必要はまったくないんだね
そう考えると、あのやたらとややこしい旧FCPの設定は何だったんだと思ってしまうよね
個々の細かいファイル変換は、Compresserと完全分業という考え方なんだと思うけど、多いにありだと思う
まさにお猿に優しい編集ソフトになった訳だね?
ク~ル?