EOS 60D 被写界深度&音声入力テストなのだ

今回のテストのテーマは、ASP-Cセンサーはどこまで、被写界深度を浅く出来るか

被写界深度の浅さをとことん追求すれば、5Dなんかのフルセンサーが有利なのは間違いない訳だけど、実際の映画作りでそこまで浅くする必要があるか?なんだよね

またまた、時間的な問題で、撮影、監督、出演一人なので、多少の難はご愛嬌で

ついでに、だいぶ前に記事にも書いた、クリアーに外部音声を記録出来るかも、同時にテストしてみたよ

結果はご覧の通り

ストーリーへの突っ込みは無しでお願いします

ASP-Cでも十分深度の浅い映像が撮れる事がわかるよね

ちなみに使用したのは全て単焦点の、Zeiss 50mm f1.4, Sigma 30mm f1.4, Samyang 85mm f1.4

ISO125で絞りは全て開放で撮ってみた

現実的に言うと、この絞り設定はNG

理由は不必要にぼけすぎてるから

特に正面からのツーショットは、左のク~ルが若干前に乗り出している分前ピン気味になっている

本来ならもうひと絞り以上絞って、両方にピンが来るようにすべきだよね

後ろからのショットも、フレームインしてくるク~ルくらいまではピンがきてもいいと思う

サイドからのショットは、これもありだけど、わずかに動くだけでピンがずれるので、リスクは大きいし、手前はここまでぼけるとちょっと見苦しいかな?

僕なりの結論を言うと、被写界深度的にはASP-Cで十分だと思う

もちろん、CM、ミュジッククリップなんかのイメージ重視のものには、フルセンサーの、限りなく浅い被写界深度はインパクトがあるし、ぼけている部分もイメージとして使えるから、利点も大きい

だけど、ストーリー性のある映画の場合、フルセンサーでは、暗いシチュエーションでのフォーカス送りや、絞りを稼ぐための、照明などで、大変になる可能性が高いかも

また、単焦点レンズをうまく使えば、ASP-Cでもフルセンサーのような、深度の浅い印象的な絵を作る事は不可能じゃないと思うよ

僕の印象としては、f2.8くらいの明るめのショートズーム1本で、それなりにぼけ足もきれいな映画が作れるような気がする

続いて音声入力テストの結果だけど、こちらもまずまずの好結果

前の記事で書いたように、入力レベルを一番低い位置に設定すれば、不快なアンプノイズは無くなった

とはいえ、マイクの位置でバックグラウンドに若干のばらつきがあるので、FCP付属のソフトSoundtrackでノイズ軽減処理はしているよ

テレビの音は、別録りしたものをループで流してるんだ、よーく聞くと同じ音を繰り返してるよ

台詞を録音するときはバックグラウンドは無音が基本

アンビエントノイズは後から付けるんだ

画面を縦に二つに割って、人物が中央を超えなければ、単純な合成でこんな遊びもできるんだね

実を言うと、なにせ、カメラマンと被写体が同じだから、被写体が座った状態でフォーカスが合わせられないので、NGだらけ

おまけに台詞は咬むし

一部中央線を越えて、ちょっと透明になってる箇所もあるけど、まあ、テストなんで

ク~~ル?

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