微速度撮影とがDSLRのおかげで簡単になったとは言え、設定等はそれなりの知識と経験が必要になってくるんだね
基本は静止画の連続なので、スチルカメラの知識が基本になってくる
ただし、連続した写真が基本同じ色調でなければいけないのでフルオートはNG
ホワイトバランスは当然固定、多少は編集時に調整出来るのでプリセットでもかまわないよ
ピクチャースタイルは好みによるけど、編集時に色調整をするのであれば、ニュートラルか忠実設定が良いと思う
日中の太陽の明るさが変わらない状態や、人口光で光量に変化が無い場合は露出、シャッタースピードも固定にしよう
雲の出入り等で光量が変化しても、基本的には一番あたっている状態を基準にした方が自然なイメージになるよ
オートでも良いと思うかも知れないけど、DSLRはビデオと違って、露出が段階になっているので、変化の度にフリッカーのようになってしまうんだね
特に雲のような光の変化の激しいものは頻繁に露出が変わるのでこの傾向が強いんだ
但し、日の出や日没等、刻々と露出が変化していくものの場合はオートを使った方が良いと思う
これも、表現として徐々に明るくなっていく様子や暗くなっていく様子を撮影するのであれば、マニュアルだけど、色の変化を追っていくという意味で、オートで撮影した方が多少フリッカーが出たとしても印象の強い映像にあると思うよ
例として、次のフッテージのワンカット目がマニュアルで撮影したある程度日が上がった後の、雲の流れ、ツーカット目がオートで撮影した日没時の雲の流れ
ワンカット目で、雲が多くなって光量が落ちてもむしろ自然なのがわかってもらえると思う
かたや、ツーカット目の日没時の場合、撮影の間に光量はどんどん落ちているので、固定だとあっという間に真っ暗になってしまうけど、オートだとフリッカーは出るものの色の変化を撮り続ける事が可能だね
オートの場合は絞り優先Avモードで、絞りは5.6~8のレンズのの能力の一番高くなる設定にしよう、ISOは通常は200くらいで良いかと思うよ
測光モードは、評価測光ではなく、中央重点平均測光の方がぶれの少ない安定した露出になるよ
注意したいのはライブビューでは、評価測光のみになるので、確認のためにライブビューを使っても、撮影中はオフにする事!間違っても撮影中にライブビューボタンを押さない事(僕もこれで痛いめにあったのだ)
また、ファインダーからの光が測光に影響する場合があるので、ファインダーは塞いでおいた方が良いみたいだよ
インターバルの時間は、撮影対象によって違ってくるんだ
太陽の影の動きや、遅い雲など、動きに時間がかかるものは10秒一コマくらい
日の出、日没等のある程度変化がはっきりしているものは5秒一コマあたり
人の動きや早い雲等、動きの激しいものは2秒くらいが良いんじゃないかと僕は思うよ
この辺は経験で自分の好みを見つけよう
撮影フォーマットはもちろんRAWがベストだけど、ファイルが大きくなるのでJPEGでも十分だと思うよ
解像度は、フルHDでも1980 x 1080だから、Sでも十分かと思うけど、実はここに裏技があるんだ
高い解像度で撮影しておけば、編集時に自由にトリミングが出来るんだね
本来構図は、現場でしっかり決めるべきだという、モットーに変わりは無いのだけど、微速度の場合、スムーズなパンや、ズームは特殊な機材でも使わない限りは難しいんだ
つまり高解像度で撮影しておけば、上の例でも見られるように、編集時にモーションコントロールを使って、パンやズームのシミュレーションをする事が可能なんだ
それに微速度撮影はワンカットを撮影するのに、長時間を要するわけだから、広い画と寄りの画を一度に撮影出来るというメリットもあるよね
気をつけなければいけないのは構図を決める際、通常の写真は3:2、HD動画は16:9のワイドになるので、上下は切れるという事を意識しなければいけない
60Dはアスペクトレシオを選択する事が可能なので、慣れないようなら16:9を選択しておくのも手かも知れないね
でも3:2のままの方が編集時に上下トリミングの余裕がある事も忘れてはいけないよ
上下にパンするフッテージを微速度撮影する場合、縦のアングルで撮影するという方法もあるよ
てなことで、撮影した微速度撮影の一部を紹介するね
この中で出てくる、モールの微速度撮影は、フィルムやDSLRならではで、ビデオではちょっと難しいんだ
これはNDフィルターを重ねて付けて、シャッタースピードを1秒若に設定する事で、動いてるものを流れるように捕らえられるんだね
僕のク~ルポーズは、コマ毎に少しずつ体を動かしているので流れてはいないのだ
これをやっている時、周りの人はきっと、アホじゃないかと思ってただろうけど、そんなことは気にしないのだ
これでいいのだ
ク~ル