再検証!!自主制作映画は、5Dか60Dか!!

このブログでは、一貫してEOS-60Dを勧めて来た僕だけ

実際に使って検証しないと説得力が無いと思い

前回のボランティア参加で5DMkIIを使用してみた

5Dを使用したのは、台詞無しのサスペンス調ということなので、ピントがボケたり、あったりする部分も効果的に使えと思ったから

それと、事前の打ち合わせも殆ど無く、現場で臨機応変に構図を考えなければならず、開放値が2.8しかないズームレンズとバリアブルNDの組み合わせで、それなりに深度を浅くしたかったからなんだ

作品自体は15分の長さで、フェスティバル出品前なので公開できないけど、1分のハイライトがこちら

実際に使用して感じたのは、やはり被写界深度が浅すぎること

屋外とは言え、日陰では光量が少ないケースも多くて、もう少し絞りを絞って被写界深度を深くしたいと感じるケースの方が多かったように思うんだ

手持ち撮影では、多少フォーカスがボケるのは味があるのは確かだけど、それでもかなりしっかりとフォーカスを送りながら撮影しないと、必要な部分までボケてしまう

実際この作品のカットで、レンズの使い方次第では60Dで撮影できないものは1カットも無いと言っても過言ではないんだ

改めて、60Dで撮影した、僕の前の作品のハイライトを見て欲しい

単焦点レンズを使用しているとは言え、開放値で撮影しているものは殆ど無く、f4からf8が殆ど

手持ちで、フォーカスがあったりボケたりする効果もレンズの選択次第で簡単に出来るし、この程度はフォーカスが合う幅があった方がむしろ見やすいと思う

5DMkIIでの撮影時は、24mm – 70mm と 70mm – 200mmのズーム2本を基本に使用してレンズ交換を最小限にするつもりだったのだけど、ちょっとした誤算があったんだ

24-70はスチルの世界では標準レンズだから、大抵のものはこの範囲で撮影できるように思うよね。

ところがこれが、映画の撮影の場合、必ずしもそうとも言えない所があるんだ

例えば、スチルの世界では85mmは一般的にポートレート用とされていて、ズームレンズならまあ、70mm辺りを使えば、いい感じのバストサイズの写真が撮れるよね

ところがドラマで二人の人物の会話シーンで、このレンズでのバストサイズワンショットは何だかしっくり来ない

僕も何故かと明確な答えを持っていなかったけど、ある仮説に達したんだ

スチルのポートレートの場合、大抵はカメラ目線、または手元だったり遥か遠くだったり、明確な目線の対象物が無いよね

人物の会話シーンなら当然相手を見ているわけで、目線はその方向

そうすると、85mm辺りで、バストショットだと、目線を自然にしようと思うと横に行き過ぎて何だかしっくり来ない

大体150mmくらいが個人的にはしっくりする焦点距離

勿論演出的な意味合いが大きいので、全てがこれに当てはまるわけでは無いけど、ロングショット、2ショット、ワンショットを基本の3ショットとして考えた場合、フルサイズのカメラだと、30mm – 150mmあたりが使いやすいレンジになると思う

説明が長くなったけど、要するに、レンズの交換を最小限にと思った割には、頻繁にレンズを換えなければならず、おまけに70 – 200mmはひどく重くて大きいという難点も生じてきたんだね

これを60Dのような、ASP-Cサイズに当てはめると20 – 85mmあたりのレンジになり、望遠側が少し足らないものの17 – 70mmでほぼカバーできてしまう

簡単な結論をいえば、コストパフォーマンスを考えると、60Dまたはキッスと、シグマの17 – 70mm のセットが初めてDSLRで映画を撮影しようと思っている人には最適だと思うよ

ク~ル?

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