ファイルメディアの「切り出しと転送」では、残念ながら、直接OfflineRTには変換が出来ないんだ
なので、必然的にオフラインは一番軽いProRes422(Proxy)で行う事になるんだ
OfflineRTよりはファイルはかなり大きくなるけど、最近のコンピューターのスペックなら十分対応出来るレベルだよ
それでも重すぎて、どうしてもOfflineRTでオフライン編集をしたい人のために、次回、「切り出しと転送」に対応してないメディアのオフライン編集も説明するので、ちょっと待っててね
オフライン用の素材は「ファイル」>「切り出しと転送」でウィンドウを開いてリストウィンドウ右上の歯車マークをクリックして、「環境設定」を選択
「読み込み環境設定」ウィンドウで取り込む素材のプラグインの「ターゲットフォーマット」からProRes422(Proxy)を選択
後は「ファイル素材の転送」の記事で書いた要領で素材を取り込んでいこう
ここでクリップ名を変更しても、再転送を「切り出しと転送」を使う限りは、ちゃんと同じファイルを参照してくれるので問題はないよ
編集後の手順はテープ素材のときと同じ
「メディアマネージャー」ウィンドウを開いて「シーケンスの設定」をProRes422かProRes422(HQ)のオリジナル素材と同じ解像度、フレームレートのものを選択しよう
他の設定はテープと同じなので、そちらを参考にしてね
名前もテープのとき同様プロジェクト名の後に(HQ)などと付けておこう
これで新しいプロジェクトが出来た訳だけど、ここからが若干テープの場合と違う点なので、注意して読んでね
まず、「切り出しと転送」ウィンドウを開いて、歯車マークの環境設定を選択
ここで、Proxyになっているターゲットフォーマットを、メディアマネージャーで設定したものと同じものを選択するんだ
ここで、一旦「切り出しと転送」ウィンドウは閉じてね
続いて新しいプロジェクトから完成作品のシーケンスを選択
「ファイル」メニューから「バッチ取り込み」を選択すると、「切り出しと転送」ウィンドウが開いて「再読み込み」ウィンドウが手前に出てくるんだ
ポップアップメニューから「選択項目の全てのオフライン項目」を選択して「OK」ボタンを押すと自動的に、編集で使われているファイルの必要な部分だけが転送されていくよ
これで、シーケンスの動画は全て、高画質の素材に差し換わっているよ
カラー調整などは、高画質素材で行った方が良いので、ここから作業を始める事になるんだよ
次回は「切り出しと転送」が使えないファイルメディアのオフラインの方法について書くね
ク~ル?