FCPは様々な合成に対応していて、これはクリップを選択して「修正」メニュー、またはcontrol+クリックのポップアップメニューの「合成モード」で選択するんだ
効果は様々なので実際に試してみて、一番いい方法を選ぶのがベストだと思う
では、約束通り、「Double Cool」の”ホット!”になる合成を例に説明するね
まず、必要なのが、黒バックに炎が燃えるクリップ
そんなの無いよと思うかもしれないけど、実はFCP付属のアニメーションソフト、「Motion」で簡単に作れるんだ
Motionについて細かく説明し始めると切りがないので、はしょって説明するね
まず、モーションを開いて新規設定はプリセットから、現在のプロジェクトと同じものを選ぼう
上にあるライブラリボタンを押すと、左にウィンドウが開くので、「パーティクルエミッター」>「バイロ」>「Oil Fire」をドラッグして中央の画面にドロップ
上のプロジェクトボタンを押すとプロジェクトウィンドウが開くので、レイヤーの三角マークをクリックして、中身を全部表示してみよう
この中の”Blur11 1″は煙の部分で、ちょっと、黒すぎるので、チェックマークボックスを外したよ
画面が炎だけになったのがわかるね
下にある再生ヘッドを移動して大きさが最大になったところで、四隅をドラッグしてサイズを調整
「ファイル」メニューから「書き出し」を選択して名前を付けて、任意のフォルダーを選んで「書き出し」ボタンを押せば、動画ファイルが生成されるよ
このファイルをブラウザに読み込んで、ダブルクリックしてビューアに開こう
タイムラインの左のターゲットボタンをトラック3にセットして、合成したい映像の頭に再生ヘッドを移動し、スーパーインポーズで、さらに上のトラックに炎のクリップを配置
炎のクリップをcontrol+クリックして、合成モードから「スクリーン」を選択しよう
実際に他のモードを選択してみれば違いがわかるよ
炎のサイズや、場所を調整して、さらにここではゆったりとした炎になるように速度も調整したよ(速度の変え方はまた別の機会にね)
ちなみに、アルファチャンネル付きの映像を、上のトラックに配置すると、何も設定しなくても、透明部分が抜けて合成された状態になるよ
また、この映像に合成モードを適用する事も可能だよ
次回は「キーフィルタ」を使った合成について説明するね
ク~ル