猿でもわかるファイナルカットプロ7 補足編(アスペクト比“DV編集時の注意点”)

一旦終了した”猿わか”シリーズなんだけど、実際ハワイの仕事で使用した時にいくつかの発見があったので補足しておくね

今回の仕事ではDVCAMの16:9収録を使用したのだけど、アスペクト比はDVフォーマット自体が720X480と、ピクセルが正方形ではない上に、アナモフィックで、実際は縦長のスクイーズ画面として記録されるんだ

シーケンスの設定さえ気を付けていれば、撮影素材を取り込んで編集して、同じフォーマットでテープに書き出す場合は特に気にする必要は無い

だけど、別で取り込んだ素材を読み込む場合や、別のフォーマットで書き出す場合は注意が必要だよ

カメラで撮影されたものは、アナモフィックだという情報が記録されているので、取り込めば特に何もしなくても自動的に、16:9になるんだ

でも、編集した素材を録画したものは、この情報が入っていなくて、通常の4:3素材として扱われる場合があるんだ

この素材をアナモフィック設定してあるシーケンスに配置すると、縦長で横に黒みが付いた画像になってしまうんだ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

この素材をアナモフィックと認識させるには、ブラウザの表示を「リストで表示」にして認識させたいクリップの横の列をスライドさせていくと、「アナモフィック」という列があるから、その列をクリックしてチェックを入れよう

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

一旦タイムラインに配置されたクリップは修正されないので、一旦削除して配置し直そう

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

こうして編集された作品を、最終的に元のフォーマットでテープに書き出す場合は、仮に一旦ファイルに保存する場合も、基本的には現在の設定のままで書き出せばいいんだ

だけど、YouTubeにアップロードしたり、共有する場合は注意が必要だよ

通常コンピューターのビデオプレイヤーはスクエア(正方形)のピクセルで再生が前提になっているんだ。

例えピクセル情報を入れていたとしても、認識はしてくれないんだね

アナモフィックをそのままの設定で書き出すと、縦長の映像になってしまうんだ

だから、コンピューター上での再生用に書き出す場合は、必ずスクエアピクセルのアスペクト比に設定しよう

例えばDVCAMのアナモフィックの場合、ピクセル比は“853:480”になるんだ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

DVの4:3の場合も実はピクセルはスクエアじゃなくて、そのままの設定で書き出すと、微妙に横長の画像になってしまうよ

この場合のピクセル設定は”640:480″
だよ

僕自身この問題に気が付いたのは最近で、恥ずかしながら過去のブログで、横長や縦長の画像をサンプルで貼付けていたんだ

今は全部修正して、正しいアスペクト比になっているよ

ク~ル

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