このブログでも何回か触れている自主制作向け撮影機材?
みんな、答えを求めて色々なサイトを彷徨っているんじゃないかな?
プロの世界では怒涛のシネカメラブームと言っていいくらい短いスパンで各メーカー次から次へと新しいカメラを発表して、みんな追いついていくのに必死な感じなんだ?
しかしながら、極貧な僕たちがそんな事に振り回されていたら、いつまでも経っても映画が撮れないし、そもそもそんな機材買うお金なんてない!
極端に結論を言えば、今自分自身が持っているもので撮影するのが”極貧自主制作映画道”というもの✊
ビデオカメラを持っていなくても、スマホや動画が撮れるデジカメなんかは今や誰だって持ってるはずだよね?
スマホ限定のフィルムフェスティバルもあるので、アイデアを絞ってそういうものに応募するのも楽しいよ☺
それでも、最低限いわゆる映画っぽい雰囲気で撮影がしたいと思うのが、クリエーターの性というもの?
このブログを書き始めた頃、僕はEOS60Dを強く勧めていたけど、正直な話もう5年以上経っているけど、まだまだ全然お勧め出来るよ?
あの当時は評価が低かったけど、その後動画機能の使いやすさなどが評価されて、現在の80Dに繋がるキャノンの人気商品になってるよね
そのせいもあって、中古でも未だ3〜4万円はするようで、超極貧のクリエーターにはまだ若干高額感が否めない
レンズを買うことも考えれば、あっという間に予算オーバー?
そこで、最低限60Dのクオリティを維持しつつ、5万円を超えないで買える撮影機材を考えてみた
そもそも動画を撮影する場合、ライブビューしか使わないわけで一眼レフである必要は全くないわけだね?
ミラーレスは余分なメカニズムが要らない分当然値段も安め!
各メーカーミラーレスは出ているけど、ちょっと個人的な意見で恐縮だけど、動画ではやはりキャノンが安心感があるよね。
そこで、初代ミラーレスのEOS-Mを中古で探してみると、¥13,000くらいで良品が売られてるではないか!
これでいいの?って思うかもしれないけど、画質や設定できる項目は60Dと同等
使い勝手に関しては、コンパクト重視なのでいいとは言えないけど、背に腹は変えられないのだ
後継機も出ていて同じ値段くらいのものもあるけど、僕がMにこだわるのは、サードパーティのファームウェア、マジックランタンがまだ、Mのものしか出ていないからなんだ
マジックランタンについてはまた改めて記事に書くけど、ビューファー上に動画撮影に必要な情報がたくさん出ている上に、様々なフォーカスアシスト機能などもついていて、ものすごく使いやすいんだよ
ただし、これだけではレンズが無ければお話にならないし、レンズは決して安くはない?
下手すればカメラよりよっぽど高い?
だけどここで、ミラーレスのメリットが出てくるのだ?
ミラーレスは中にミラーがない分、センサーの位置がレンズマウントに近いよね。
通常の一眼レフのレンズは、マウントからセンサーまでの距離が空いている前提で作られているから、ミラーレスにつけるためには距離をあけるためのアダプターが必要になってくる。
一眼レフ同士だと、条件が同じだからアダプターをつけての互換性は難しく、昔のレンズなんかは使えないんだ。
でもミラーレスの場合、アダプターを選べば、どんな一眼レフのレンズだってつけられるんだね
そうすると、昔のキャノンFDマウントのレンズも使えるので、中古検索してみると、なんと、35-105 f3.5のレンズが¥3,000くらいで売られているではないか?
F3.5は明るさ的に十分とも言えないけど、ドラマの場合大抵はF4.0あれば程よくボケるのでここはちょっと我慢だね
ただ、これだけでは広角側が十分ではないので、単玉の24mmくらいは欲しいところ
だけどミラーレスや、ソニーのEマウントプロ用シネカメラの登場で、古いレンズの需要が出てきたこともあって、ズームレンズよりも単玉の方が値段が高かったりするんだね
ちょっと調べたところ、24mm f2.8でも¥15,000はする模様
でもここまでで値段を合計してみると
カメラ ¥14,000
マウントアダプター ¥4,000
35-70 mm ¥3,000
24 mm ¥15,000
合計 ¥36,000 ??
でもこれだけではまだ映画は撮れないよ!大事な三脚を忘れてないかな?
三脚は実は一番お金をかけたいところ。
プロのカメラマンでも、三脚の良し悪しで、操作の良し悪しが決まると言っても過言ではない大事な機材なんだ。
だけどここは極貧?
最低限の機能で我慢するのだ?
ビデオ用の三脚であれば、役者の動きをフォローするような操作はある程度できるので、景色のゆっくりとしたパンとかの画を避ければ何とかなると思うよ。
それでも1万円くらいの目の高さくらいまでは、足だけであげられるものを選ぶことをオススメするよ。
照明はどうするのか?と言われると、これはこんな風に言うと元も子もない感じもするけど、自然光や、実際ある照明を使っても何とかならなくはないよ
照明は被写体を見せるためにあるのではなく、陰影をつけるためにあるものなので、本来は撮影意図に合わせて作りこむのが理想
だけど、時間帯や、被写体とカメラの位置、すでにあるあかりの位置を計算すれば、思いの外良い絵になる場合だってあるんだ、
それでも安く照明を作りたい場合のオススメは、チャイニーズランタンと呼ばれる、いわゆる紙でできた提灯
100円ショップなんかでも買えるもので、中に電球をぶら下げるわけだけど(ソケットと電源コード、スイッチはDIY)実際僕も現場でよく使うのだけど、ソフトな照明を作る時にとても便利
その他、強めの陰影をつけたり、背景にアクセントをつけたい場合は、普通に電気屋で売っているクリップライトに、でフュージョンフィルターや、色フィルターをつけて工夫次第で個性的な照明も組めるんだよ
そんなわけで、SDカードとか細々したものも買うと、多少の足は出るかもしれないけど、5万円位で映画用の機材は揃えられるのだぞ!
これでいいのだ?
ク〜ル?