1分間ホラームービーの撮影 by EOS 60D

“1 minute Horror”を撮ったきっかけが実はこの写真

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

前後しちゃったけど、映画用のポスターに加工したものだけどね

この写真は、EOS 60DにツァイスのF1.4 50mm のレンズを付けて遊んでる時に、これもマルチアングル液晶ならではの思いつきだけど、ちょっと思い立って自分撮りをしてみたもの

実際のところ、一眼デジタルを片手で自分に向けて、ホールドするのは、危なっかしくてかなりドキドキ

それでこんな表情って訳でもないのだけど、普通の自分撮りでは無い意外な発見があったのだ

大体、自分撮りってコンデジとかでも、一番の広角側で目一杯手を伸ばして背景とかも入るように撮るよね

でもASP-Cの50mmは、35mm換算だと中テレに当たる訳で、手をどんなに伸ばしてもとても引ききれないんだ

結果こんなドアップになったのだけど、さらに、絞りを開放にしていたので、被写界深度が極端に浅くて、この写真でも片目にしかフォーカスが合ってないんだ

だけど液晶を見てみると、何だか味がある

そこで、前回もお話ししたホラーのセオリー、目線の反対側に空間を空けて恐怖を演出した写真をぱちり

この写真をフェイスブックに載せたら、友達から動画版も見てみたいという要望が出た事から、この1分間ホラーの制作に踏み切ったという訳

前置きが長くなっちゃったけど、この作品が出来たのもEOS 60Dがあってこそなんだ

まず、やはりマルチアングル液晶の恩恵は大きいよね

モニターにつなぐという方法が無い訳ではないけど、やはり手軽に自分撮りや、いろいろなアングルから撮影出来るメリットは大きい

それと縦のサイズの小ささは、以前の大きなカメラでは考えられなかった場所にカメラをセットアップする事を可能にしたんだね

例えばコンピューターに向かっている正面からの画も、こんな風に撮ったんだ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

背後からのあおりの映像も、こんな感じ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

本当に構図の自由度が高いんだ

何よりも忘れてはいけないのが、一眼デジタルならではの被写界深度の浅さ

とは言え、標準ズームレンズでは、開放値の関係で極端に浅くするのは難しいんだ

今回使用したレンズを紹介すると

シグマ10mm~20mm F3.5 あおりの広い画(17mmで使用)

シグマ30mm F1.4 正面の俯瞰

ツァイス 50mm F1.4 背後から、振り返りバストショット、倒れてくるラストショット

全て被写界深度を極端に浅くするために開放値に設定

シャッタースピードは24pで撮影したので1/30固定だから、露出はISOで調整したんだ

ホワイトバランスは白熱灯の雰囲気を残したかったので、手動で4200に設定、適度な赤味を付けてみた

ピクチャースタイルは忠実、暗部が潰れないようにオプティマイザは強めに設定したよ

照明に関しては、実は何にも手を加えてないんだ

部屋の照明自体が白熱灯のトップライトだし、デスクライト用に棚に付けてるクリップライトはエコタイプのフラットな明かりなので、十分雰囲気があったからなんだ

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

ナイトシーンでは照明を焚かなければいけないと、つい思いがちだけど、デジタルカメラのように感度が良いと、地明かりで十分いけるケースも多くて、演出的に遜色が無ければそのまま撮ったって全く構わないんだよ

もちろん、今回はたまたま、ホラーというコンセプトと地明かりのイメージが一致したから手をつけなかったけど、楽しいシーンなんかだったら、もちろん照明を作るべきなので、その辺は誤解の無いようにね

とまあ、こんな感じで一眼デジタルのおかげで、手軽に映画が撮れる時代、楽しまない手は無いよ

ク~ル

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